樗木 聖 トーナメントディレクターご挨拶


 "能登国際女子オープンテニス2011"がいよいよ始動致しました。

 今年は未曽有の震災が3月、日本を襲いました。お亡くなりになられた方々、被災された方々に心よりお悔やみ、お見舞いを申し上げます。

 今、私達にできることは、被災者の方々のご心痛とご苦労を忘れることなく、自分達がしっかりと歩み、そして一人一人ができることを考え行動することだと思います。

 今回、私は佐藤直子さんからディレクターを引き継ぐことになりました。
 選手たちの素晴らしいパフォーマンスは、見る人に感動を与えます。その感動を引き出せるかどうかが私の大事な仕事だと、身の引き締まる思いです。

 昨年はアシスタントディレクターという立場から、この能登国際女子オープンテニスに携わらせていただきました。能登の美しい自然と町の方々の温かさに心を打たれ、持木町長をはじめとする大会実行委員の皆さん、能登町が一体となってこの能登国際女子オープンテニスを成功させようという熱意に感動しました。
 そんな熱い思いが選手達にも伝わったのでしょう、昨年も数多くの熱戦が繰り広げられました。

 そんな中、シングルスではタイのタマリン・タナスガーン選手が優勝しました。タナスガーン選手はかつてウインブルドンベスト8、最高世界ランキング19位という輝かしい戦績を持つ選手ですが、近年は怪我に苦しみ、再起をかけこの能登国際2010にエントリーしてきました。大会期間中もコンディションは決して万全というわけではなく、毎日トレーナーのところに通い、一戦一戦を戦っていました。
 彼女はチャンピオンズスピーチの中で、トレーナーに心から感謝の気持ちを伝え、そのメッセージから彼女のこれまでの苦労とその人柄が伝わってきました。オンコートでの闘志あふれるプレーとオフで見せる穏やかで礼儀正しい姿。これこそ若手選手が見習うべき本当のプロフェッショナルの姿だと思います。その後、この優勝で勢いにのるタナスガーン選手はHPオープンでも優勝したことは皆さんの記憶に残ることでしょう。
 そんな素晴らしい選手の優勝で幕を閉じた2010大会。今年はどんなドラマが待っているのか本当に楽しみです。

 日本プロテニス協会は、能登町の皆様、石川県の皆様、北陸の皆様と共に、この能登国際女子オープンテニスをみんなの想いの詰まった熱い大会にしたいと思っています。
 そして・・・・・選手、観客、スタッフが心をひとつにして、被災された方々に熱いエールを送りましょう!!

 "能登国際女子オープンテニス2011"

 皆様、藤波運動公園へ是非足をお運びくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


                                            JPTA能登国際女子オープンテニス2011
                                               トーナメントディレクター 樗木 聖